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NPO法人ライフベネフィット総合研究所ホームページへようこそ。

TEL. 011-557-1037

〒005-0006 北海道札幌市南区澄川6条11丁目7-1

設立趣旨CONCEPT

設立趣旨

高齢化速度と長寿化という点で世界のトップを走っているわが国は、医療費削減や健康で質の高い生活(QOL向上)を営む期間の延伸を目指し、出来る限り医療施設に頼らず、在宅加療や日常の健康管理・疾病予防、介護・看護などを行うホームケアが推進されている。

一方において、在宅療養者は勿論、加速度的に急増している独居高齢者、さらに過疎地における超高齢化とそこに住む高齢者達は、自己管理(セルフケア)のために健康機器を利用するだけの余裕もモティベーションも無く、現実は健康に不安を抱きながら暮らしているのが実情である。すなわち,定期的な往診体制があれば,医師・看護師が自宅訪問して体調チェックできるが,現実はその様な体制は希有で,体調がかなり悪化してから,もし本人あるいは同居者が医療施設に連絡可能な状況であれば緊急連絡する,と言うのが実態である。そのため、場合によっては孤独死や死亡の発見が遅れるなど、非常に大きな社会問題となっているが、未だその解決策が無いまま放置されている。

社会を取り巻く状況は異なろうと,いつの時代も人間の思いは同じで,健康で安心した生活を送りたいと願っており,まさに超高齢化が急速に進んでいる我が国においては,そのような社会環境で暮らせる社会が望ましい姿であろう。本法人は、以上の様な社会背景を鑑み、設立代表者が長年に渡り研究開発を進めてきた研究成果を広く社会に還元するために,非営利を目的とした法人を設立するものである。

設立に至るまでの経過

CEO

設立代表者(理事長 山越憲一)はこれまで大学に籍を置き,人間医工学(人間を対象とした医学と工学の境界領域の学問)に関する研究教育を42年間に渡り従事し,平成25年(2013年)3月末日で定年退職した。これまで多くの研究成果を世界に発信してきたが,顧みるに現在のわが国の社会環境は上記で述べた通り,社会福祉の向上を謳いながら,依然として貧弱な社会環境であることは認めざるを得ない状況である。

そこで,特に先進的生体計測技術(毎日の生活で使用しているトイレ,ベッド(布団),風呂などの家庭用調度品を利用した新しい計測技術や身体を傷付けずに(非侵襲で)血圧・心機能や血糖情報など,色々な生理機能の情報を計測する先端的計測技術など)と、近年急速な進展を見せているICT(情報通信技術)を利用し、居住者には普段の日常生活をしながら、健康状態や生活状況の情報を中央管理センターに配信して,居住者を常時見守り、必要に応じて介護者にも知らせて毎日の介護の負担を軽減させ,居住者の安心生活を支援するヘルスケア・見守りに関する技術研究開発とサービスを提供する。このような公益事業を通して,これまでの研究成果の社会還元を行う必要があると痛切した次第である。

さらに,居宅—管理センター間のネットワーク化を医療・福祉施設間にも拡大し,地域の自治体にも働きかけながら,街全体を高福祉化して健康・安心生活を支援するヘルスケア・スマートタウン(下図参照)づくりを普及させ,地域から日本全体,そして世界に拡大して,世界のトップを走っている超高齢社会の日本から,健康長寿国のあるべき次世代型社会モデルとして世界各国に発信したいと考えている。

健康で安心した生活を支援する取り組みは,任意団体,株式会社や社団法人などでも最近急速に進められているが,真に生体計測技術に裏打ちされた取り組みとは言い難い。本法人が公益事業として進めようとしている活動はこれまでに全く類例はなく, 超高齢社会のあるべき姿として具体的活動事例を社会に示し,広く社会一般の利益に繋いで行きたいという決意で本法人を設立した。

理事長 山越憲一

会社沿革

2014年3月
特定非営利活動法人ライフベネフィット総合研究所設立
2014年5月
ホームページ開設

バナースペース

NPO法人ライフベネフィット総合研究所

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